2019年09月06日 [お客様の声]
1年なんてあっという間
「1年なんてあっという間」
先日、Cozy Piano Lougeのオーナー夏実ママの誕生日をお祝いしようと集まった僕達常連客と、スパークリングワインで乾杯した直後に夏実ママが発したひと言は、こんな割とよく耳にするありきたりなフレーズでした。しかしそれはその夜の僕達にとって、鮮明で印象深い共通の想い出をよみがえられせてくれる、魔法の言葉でした。
「あれからもう1年たったんですね」
共通の想い出とは1年前に催された夏実ママの人生の節目の歳を盛大にお祝いしたバースデーパーティーの事です。そのパーティーは暑い真夏の夜に六本木のとある老舗ジャズクラブを貸し切って行われました。約100席を埋め尽くす満席の会場で、夏実ママがご自身でピアノを弾きながらオリジナル曲「Cozy」を歌うところからパーティーは始まりました。最初の曲を歌い終わると夏実ママは一旦来場者に挨拶してから、Cozyの人気スタッフのひとり、Mちゃんを舞台にあげます。そしてそのMちゃんの奏でる流麗なピアノの伴奏でもう一曲を唄いました。続いてCozyで月1回ライブを行っている元人気ロックバンドのHさんとその仲間の方々がギター、ベース、そしてドラムスティックを抱えてバックに加わり、さらにそこに我ら常連のアニキ分Yさんがこの日のために選んだという舞台映えするピンクのジャケットを羽織り綺麗な水色のエレキギターを片手に登場します。夏実ママはこのYさんを筆頭にいつもCozyのオープンマイクで楽器演奏を楽しんでいる仲間ひとりひとりと競演しながらポップスやジャズのスタンダードナンバーを次々と熱唱して行きます。
一旦中休みを挟んでからの第2部はCozy随一のジャズピアノの腕前を披露してくれるOさんが日頃競演しているというベーシストとドラマーの方を従えて登場し、そこに今度はヴォーカルとして夏実ママが選抜したCozyのオープンマイクで日ごろ熱唱しているお客さん達が入れ替わり立ち代わりステージに上がりジャズやポップスを唄い上げるセッション大会が繰り広げられました。そしてエンディングは大勢で舞台にあがってマイクを廻しながらの合唱。この日の司会進行はCozyの常連客で一番のムードメーカーKさん。これぞ日本の大宴会の司会の見本といった場慣れした雰囲気で場を大いに盛り上げてくださいました。
「ホソイさんにお願いしたいことがあるんだけど……」
このバースデーパーティーから遡ること約1年半前。僕は夏実ママからご自身の誕生日パーティーをやりたいから手伝って欲しいとお願いされて、このパーティーの企画を二つ返事で引き受けました。会場の候補に挙がったジャズクラブを下見し、そこのお店の方と折衝して予算や料理とその提供方法や座席の配置を決め、進行表を作成し、チラシやチケットを制作。その途中経過は、逐次Cozyに顔を出して報告や相談をしました。そうしているうちにやがてこのイベントの事が周囲の知るところとなり、皆さんの期待のさざ波が大きく揺れて来るのを感じました。お祭り好きなKさんは自ら司会を買って出ると、さらにそれに飽き足らず「ジャズシンガーデビューする!」と意気込んで、Oさんの個人指導を受けながら持ち歌の練習に励んでいました。かく言う僕もクロマチック・ハーモニカを演奏させていただく事になりCozyに顔を出しては練習を重ねました。
こうしてまるですっかり忘れてしまっていた学芸会や文化祭の準備をしているかのような熱気に包まれながら、そしてなんだか面白い事が起こりそうだという気配にワクワクしながら仲間達と作り上げたイベント。それが1年前のこのイベントだったのです。こうして振り返ってみるとそんな楽しい経験をさせてくれたCozyは実に不思議な場所、僕にとっては貴重で欠かす事の出来ないコミュニティそのもです。
先日、Cozy Piano Lougeのオーナー夏実ママの誕生日をお祝いしようと集まった僕達常連客と、スパークリングワインで乾杯した直後に夏実ママが発したひと言は、こんな割とよく耳にするありきたりなフレーズでした。しかしそれはその夜の僕達にとって、鮮明で印象深い共通の想い出をよみがえられせてくれる、魔法の言葉でした。
「あれからもう1年たったんですね」
共通の想い出とは1年前に催された夏実ママの人生の節目の歳を盛大にお祝いしたバースデーパーティーの事です。そのパーティーは暑い真夏の夜に六本木のとある老舗ジャズクラブを貸し切って行われました。約100席を埋め尽くす満席の会場で、夏実ママがご自身でピアノを弾きながらオリジナル曲「Cozy」を歌うところからパーティーは始まりました。最初の曲を歌い終わると夏実ママは一旦来場者に挨拶してから、Cozyの人気スタッフのひとり、Mちゃんを舞台にあげます。そしてそのMちゃんの奏でる流麗なピアノの伴奏でもう一曲を唄いました。続いてCozyで月1回ライブを行っている元人気ロックバンドのHさんとその仲間の方々がギター、ベース、そしてドラムスティックを抱えてバックに加わり、さらにそこに我ら常連のアニキ分Yさんがこの日のために選んだという舞台映えするピンクのジャケットを羽織り綺麗な水色のエレキギターを片手に登場します。夏実ママはこのYさんを筆頭にいつもCozyのオープンマイクで楽器演奏を楽しんでいる仲間ひとりひとりと競演しながらポップスやジャズのスタンダードナンバーを次々と熱唱して行きます。
一旦中休みを挟んでからの第2部はCozy随一のジャズピアノの腕前を披露してくれるOさんが日頃競演しているというベーシストとドラマーの方を従えて登場し、そこに今度はヴォーカルとして夏実ママが選抜したCozyのオープンマイクで日ごろ熱唱しているお客さん達が入れ替わり立ち代わりステージに上がりジャズやポップスを唄い上げるセッション大会が繰り広げられました。そしてエンディングは大勢で舞台にあがってマイクを廻しながらの合唱。この日の司会進行はCozyの常連客で一番のムードメーカーKさん。これぞ日本の大宴会の司会の見本といった場慣れした雰囲気で場を大いに盛り上げてくださいました。
「ホソイさんにお願いしたいことがあるんだけど……」
このバースデーパーティーから遡ること約1年半前。僕は夏実ママからご自身の誕生日パーティーをやりたいから手伝って欲しいとお願いされて、このパーティーの企画を二つ返事で引き受けました。会場の候補に挙がったジャズクラブを下見し、そこのお店の方と折衝して予算や料理とその提供方法や座席の配置を決め、進行表を作成し、チラシやチケットを制作。その途中経過は、逐次Cozyに顔を出して報告や相談をしました。そうしているうちにやがてこのイベントの事が周囲の知るところとなり、皆さんの期待のさざ波が大きく揺れて来るのを感じました。お祭り好きなKさんは自ら司会を買って出ると、さらにそれに飽き足らず「ジャズシンガーデビューする!」と意気込んで、Oさんの個人指導を受けながら持ち歌の練習に励んでいました。かく言う僕もクロマチック・ハーモニカを演奏させていただく事になりCozyに顔を出しては練習を重ねました。
こうしてまるですっかり忘れてしまっていた学芸会や文化祭の準備をしているかのような熱気に包まれながら、そしてなんだか面白い事が起こりそうだという気配にワクワクしながら仲間達と作り上げたイベント。それが1年前のこのイベントだったのです。こうして振り返ってみるとそんな楽しい経験をさせてくれたCozyは実に不思議な場所、僕にとっては貴重で欠かす事の出来ないコミュニティそのもです。